札幌市中央区・宮の森で気分の波や「寝なくても平気」が気になる方へ|双極症を心療内科・精神科に相談する目安

秋は日照時間や気温、生活リズムの変化により、気分や睡眠の調子が揺らぎやすい時期です。「気分が沈んで何も手につかない時期がある一方で、急に元気になって予定を詰め込みすぎる」「数時間しか寝ていないのに平気な日が続く」といった気分の波に戸惑っている方もいるかもしれません。
気分の波は、疲労、ストレス、睡眠不足、身体の病気、薬の影響などでも生じます。また、うつ状態と活動性が高まる状態を繰り返す双極症(双極性障害)が背景にある場合もあります。自己判断で決めつけず、生活への影響が続くときは心療内科・精神科へご相談ください。
双極症とは
双極症は、気分が落ち込む「うつ状態」と、気分や活動性が普段より高まる「躁状態」または比較的軽い「軽躁状態」がみられることのある疾患です。現れ方や続く期間、生活への影響には個人差があります。
うつ状態が前面に出ている時期は、うつ病との区別がすぐには難しいこともあります。そのため、診察では現在のつらさだけでなく、これまでに気分が高まった時期や睡眠の変化がなかったかを丁寧に確認することが重要です。
相談を検討したい気分の波のサイン
気分が落ち込む時期にみられやすいこと
- 何をしても楽しめない、気力が出ない
- 自分を責める気持ちが強い、将来を悲観してしまう
- 眠れない、反対に寝ても眠い・起きられない
- 仕事、家事、学業、人付き合いを続けにくい
気分や活動性が高まる時期にみられやすいこと
- 睡眠時間が少なくても疲れを感じにくく、「寝なくても平気」と感じる
- 話す量やスピードが増え、考えが次々に浮かぶ
- 予定、買い物、仕事や勉強などを急に増やし、後で負担になる
- 普段より自信が強くなったり、いらだちやすくなったりする
- 周囲から「いつもと違う」「少し心配」と言われる
これらに当てはまっても、必ずしも双極症とは限りません。しかし、気分や睡眠の変化が繰り返される、判断や人間関係、金銭管理などに影響が出ている場合は、早めに相談することが大切です。
秋の不調と気分の波を見分けるために
秋から冬にかけては、日照時間の変化などをきっかけに気分の落ち込み、意欲低下、睡眠の変化を感じる方がいます。季節との関連があるように見えても、毎年の経過や高揚した時期の有無は一様ではありません。
「秋は落ち込みやすいから」と我慢を続けるのではなく、いつ頃から何が変わったかを振り返ってみましょう。睡眠時間、気分、活動量、飲酒量、服薬状況などを簡単に記録しておくと、診察で状態を共有しやすくなります。
受診時に伝えていただきたいこと
正確な評価のため、気分が落ち込んだ時期だけでなく、調子が良すぎたと感じた時期についてもお聞かせください。次のような情報が参考になります。
- 症状が始まった時期、続いた期間、繰り返しの有無
- 睡眠時間や生活リズムの変化
- 仕事・学校・家庭・対人関係への影響
- 衝動的な買い物や行動、飲酒量の変化の有無
- 現在使用している薬、市販薬、サプリメント
- これまでの心身の病気や治療歴、ご家族の心配ごと
診断は一度の状態だけで断定するものではなく、経過を踏まえて慎重に検討します。治療についても、症状、生活状況、年齢、身体の状態などを確認しながら、心理社会的な支援や生活リズムの調整、薬物療法を含めて個別に相談します。処方薬を使用中の方は、ご自身の判断で中止・変更せず、まず主治医にご相談ください。
早めの相談が必要な状態
「消えてしまいたい」「自分を傷つけたい」という気持ちが強い、眠らずに活動し続けて止められない、著しい興奮や混乱がある、判断力の低下により安全を保てないと感じる場合は、予約日を待たずに、身近な方に助けを求めてください。緊急時は119番など地域の緊急窓口の利用をご検討ください。
札幌市中央区・宮の森で気分の波をご相談の方へ
和光メンタルクリニック札幌宮の森では、心療内科・精神科・児童精神科として、気分の落ち込み、不安、不眠・過眠、生活リズムの乱れなどのご相談を承ります。気分の波が病気によるものか分からない段階でも、日常生活で困っていることがあればご相談ください。
初診をご希望の方は、お電話(011-699-5479)でご予約ください。再診は電話または公式予約システム(チェック・オン)をご利用いただけます。
よくあるご質問
Q1. 気分が高い時期は元気なので、相談しなくてもよいですか?
A. 気分が高い時期に困り感が少なくても、睡眠不足、衝動的な行動、対人関係や金銭面の問題につながることがあります。落ち込む時期との波がある、周囲から変化を指摘される場合は、一度ご相談ください。
Q2. うつ病と双極症はどのように違いますか?
A. どちらにもうつ状態がみられることがあります。双極症では、うつ状態に加え、躁状態または軽躁状態がみられることがあります。ただし見分けには経過の確認が必要で、自己判断は困難です。
Q3. 家族が受診を勧めても本人が「大丈夫」と言います。
A. 気分が高まっている時期は、本人が変化を自覚しにくいことがあります。責めるのではなく、睡眠や生活への具体的な影響を落ち着いて共有し、相談先があることを伝えてみてください。安全面で心配が強い場合は、緊急窓口の利用も検討してください。


