札幌市中央区・宮の森でお子さまのチックが気になる保護者の方へ|児童精神科に相談する目安

お子さまが何度もまばたきをする、顔をしかめる、首を振る、咳払いをするなどの様子を見て、「癖なのだろうか」「注意したほうがよいのだろうか」と心配になる保護者の方は少なくありません。学校行事や環境の変化が多い時期には、疲れや緊張をきっかけに目立つこともあります。
こうした本人の意思とは関係なく、急に・繰り返し起こる動きや声は、チックの可能性があります。多くは一時的にみられ、症状の強さが日によって変動することもあります。一方で、生活や学校生活への影響がある場合、本人がつらさを感じている場合には、早めに児童精神科へ相談することが大切です。
チックとはどのようなものですか
チックは、本人が「しよう」と決めて行うのではなく、繰り返し生じる素早い動きや発声です。代表的には次のようなものがあります。
- 運動チック:まばたき、目を動かす、鼻をすする、口をすぼめる、顔をしかめる、肩をすくめる、首を振る
- 音声チック:咳払い、鼻鳴らし、喉を鳴らす、小さな声を出す
風邪、アレルギー、目の違和感などが似た症状の背景にあることもあります。また、チックは疲労、睡眠不足、緊張、興奮などで強く見えることがありますが、「ストレスが原因」と一つに決めつけることはできません。
家庭で気をつけたい接し方
チックそのものを注意したり、「やめなさい」と繰り返し指摘したりすると、本人が意識しすぎて苦しくなる場合があります。まずは、症状を責めずに落ち着いて見守る姿勢が基本です。
「止めること」よりも生活の整え方を大切に
- 睡眠時間や就寝・起床時刻をできる範囲で整える
- 学校や習い事で無理を重ねていないかを確認する
- 症状の回数を数えすぎず、困っている場面を観察する
- 本人が話したいときには、否定せずに気持ちを聞く
学校でからかわれる、先生から繰り返し注意されるなどの状況があると、本人の負担が大きくなることがあります。必要に応じて、本人の同意や状況に配慮しながら学校と情報を共有することも選択肢です。
児童精神科に相談する目安
一時的なチックは珍しいものではありませんが、次のようなときは相談をご検討ください。
- 症状が長く続く、または次第に増えている
- 痛み、けが、強い疲れにつながっている
- 授業、友人関係、外出などに支障が出ている
- 本人が恥ずかしさや不安、我慢のつらさを訴えている
- 不安、不眠、気分の落ち込み、集中の困りごとなども気になる
- 強いこだわりや確認行動、発達特性との関係が気になる
診察では、症状が始まった時期や変化、生活への影響、睡眠、学校での様子などを丁寧に確認します。チックの経過だけでなく、併存しうる不安や注意・集中の困りごと、発達特性なども含めて整理し、そのお子さまに合う対応を一緒に考えます。診断や治療の必要性は、診察に基づいて個別に判断します。
受診前にメモしておくと役立つこと
症状の種類、始まった時期、目立ちやすい時間帯、学校や家庭で困る場面、睡眠や体調の変化を簡単に記録しておくと、診察時の参考になります。動画の撮影は必須ではありませんが、症状が診察室では出にくい場合には、プライバシーに配慮したうえで参考になることがあります。
よくあるご質問
チックは本人がわざとしているのでしょうか?
多くの場合、本人の意思で行っているわけではありません。止めようとして一時的に我慢できることがあっても、強い負担を感じることがあります。叱ったり責めたりせず、困りごとに目を向けることが大切です。
チックがあれば発達障害と考えるべきですか?
チックがあることだけで発達障害と判断することはできません。発達特性、不安、注意・集中の困りごとなどが併存する場合もありますが、診察では成長の経過や日常生活の状況を総合して確認します。
すぐに受診したほうがよい状態はありますか?
自分を傷つけるおそれのある動き、急激な状態変化、意識の変化、強い苦痛があるときは、早めに医療機関へご相談ください。緊急性が高いと感じる場合は、地域の救急相談窓口等の利用もご検討ください。
札幌市中央区・宮の森でお子さまのチックについて相談したい方へ
和光メンタルクリニック札幌宮の森では、児童精神科として、お子さまご本人とご家族の困りごとを伺いながら相談をお受けしています。気になる症状が続くときや、学校生活への影響が心配なときは、一人で抱え込まずご相談ください。初診のご予約は電話 011-699-5479へ。再診は電話または公式予約システム(チェック・オン)をご利用ください。


