和光メンタルクリニック札幌宮の森
身近な人を亡くした後、眠れない、食事が進まない、仕事や家事を続けるのが難しい。悲しみを急いで消そうとする必要はありません。気持ちを大切にしながら、今の生活と体調を支えるために相談できます。
死別後の体調・こころの初診相談
初診はお電話でご予約ください。「死別後、眠れない」「生活がつらい」など、話せる範囲でお伝えください。詳しい経緯を予約時にすべて説明する必要はありません。
初診の流れ・持ち物。WEB予約は再診用です。お電話は診療時間内にお願いします。
悲しみの現れ方や経過は、人によって異なります
死別の後には、悲しみだけでなく、実感が湧かない、怒りや自責の気持ちが浮かぶ、眠りや食欲が変わるなどの反応がみられることがあります。泣けないことや、一時的に普段どおり過ごせることだけで、気持ちの深さは決まりません。「いつまでに立ち直らなければ」と期限を設ける必要はありません。
悲嘆があること自体を病気と決めつけず、体調や生活への影響、支えとなる人や環境も含めて相談します。
医療への相談を考える目安
- 眠れない、食べられないなどの不調が続き、体力や生活に影響している
- 仕事・家事・人との付き合いが難しくなり、一人では対処しきれない
- 自分を責める気持ちや強い苦痛で、日々を過ごすのがつらい
- 悲しみを紛らわすためのお酒や薬の使い方が増えている
- 周囲に気を遣い、つらさを話す機会がない
死別から何か月たったかだけで、受診の必要性は決まりません。生活への支障がある場合は、早い段階でも相談できます。症状が急に悪化した場合や、安全を保てない場合は通常の予約を待たず、救急の医療機関へ相談してください。
悲嘆とうつ病、長く続く悲嘆について
死別後の反応には幅があり、うつ病などの不調が重なることもあります。強い悲嘆が長く続き、著しい苦痛や生活への支障がある状態は、専門的な評価の対象になることがあります。経過の長さや一つの症状だけで自己診断せず、困っていることを医師へお伝えください。
診察で話すこと・話さなくてもよいこと
今一番つらいこと、睡眠・食事・日常生活、これまでの通院や服薬について確認します。亡くなった方との関係や経緯は、話せる範囲で構いません。言葉が出にくければ、短いメモを使うこともできます。
診察を通じて、体調への対応、生活上の負担の調整、利用できる支援、必要な場合の治療を検討します。カウンセリング等を希望する場合は、対応内容・予約・費用を受付へ事前に確認してください。
周囲の方へ:励ます前に、必要な支えを確かめる
「早く元気になって」「忘れた方がよい」などと回復を急がせず、本人が話したいときに話せるようにしてください。食事や手続きの手伝い、付き添いなど、具体的な支援が役立つ場合もあります。話したくないときは、その気持ちも尊重してください。
よくあるご質問
亡くなって間もなくても相談できますか?
時期だけで判断せず、眠りや食事、生活上の困りごとから相談できます。予約時に状況をお伝えください。
診察では詳しい出来事を話す必要がありますか?
話せるところからで構いません。まず、今困っている症状や生活への影響をお伝えください。
家族が心配している場合はどうすればよいですか?
本人の受診への気持ちを大切にし、同伴や家族だけの相談の可否・費用は受付へ確認してください。
初診の準備・費用
マイナ保険証または資格確認書、お薬手帳、紹介状・検査結果があればご用意ください。服薬や飲酒の状況も診察でお伝えください。保険診療の自己負担は診療内容と負担割合で異なり、心理相談や書類には別途費用がかかる場合があります。費用の案内もご覧ください。
つらさを一人で抱え込まず、ご相談ください
札幌市中央区・宮の森の当院へ、初診希望とお伝えください。空き日程や来院時の案内は受付で確認できます。
参考:国立精神・神経医療研究センター「死別後に長引く悲嘆」。掲載日:2026年11月8日。本ページは一般的な受診案内であり、個別の診断や治療効果を保証するものではありません。
