札幌市中央区・宮の森でお子さまの自傷行為が心配な保護者の方へ|児童精神科に相談する目安

お子さまの腕や脚の傷、衣服で肌を隠す様子、気分の大きな変化などから、自傷行為が心配になる保護者の方もいるかもしれません。自傷行為には、リストカットなどのように自分の身体を傷つける行動が含まれます。理由をすぐに言葉にできるとは限らず、本人も「なぜしてしまうのか分からない」と感じていることがあります。
自傷行為は、つらい気持ちや緊張、怒り、孤独感などを一時的にしのぐための行動として現れる場合があります。一方で、うつ状態、不安、対人関係の悩み、学校での困りごと、発達特性に伴う生きづらさなど、背景は一人ひとり異なります。行動だけを責めるのではなく、安全を確保しながら背景を一緒に整理していくことが大切です。
まず確認したい緊急性のサイン
出血が止まらない、傷が深い、薬や異物を飲んだ可能性がある、意識がもうろうとしている場合は、ためらわずに119番へ連絡する、または救急医療を受診してください。また、「死にたい」「消えたい」と具体的に話す、命を絶つ方法を考えたり準備したりしている、ひとりでいることが危険と感じる場合も、当日の医療相談や救急受診を検討しましょう。
緊急性がはっきりしない場合でも、短期間に行動が繰り返される、傷が増えている、学校や家庭での生活が大きく崩れているときは、早めに児童精神科へ相談することが望まれます。
保護者の方ができる初期対応
落ち着いて、安全を優先する
傷がある場合は、まず出血や感染の可能性を確認し、必要に応じて医療機関へ相談してください。刃物、薬、ひも類など、本人が衝動的に使ってしまうおそれのある物は、責めるためではなく安全のために、手の届きにくい場所で管理する方法を考えます。ただし、持ち物を一方的にすべて取り上げると、孤立感や対立を強めることもあります。年齢や状況に応じて、できる限り本人と安全の約束を話し合うことが大切です。
問い詰めず、気持ちを聴く
「どうしてそんなことをしたの」「二度としないで」と強く迫ると、本人がさらに話しにくくなることがあります。「とてもつらかったのかもしれないね」「心配しているよ」「今は安全に過ごせるように一緒に考えたい」と、行動を非難せずに気持ちへ目を向ける声かけが役立つ場合があります。
本人が話したくないときは、無理に聞き出す必要はありません。手紙やメッセージなど、直接話す以外の方法が負担を減らすこともあります。保護者の方だけで抱え込まず、学校の養護教諭やスクールカウンセラーなど、本人が話しやすい大人と連携する選択肢もあります。
自傷行為と「死にたい気持ち」は同じではありません
自傷行為が直ちに自殺の意思を意味するとは限りません。しかし、自傷をするお子さまのなかには、死にたい気持ちや強い絶望感を抱えている場合もあります。「死にたいと思ったことはある?」「今、命を傷つけることを考えている?」と、落ち着いて直接尋ねることは、気持ちを悪化させるものではありません。答えを否定せず、危険が疑われる場合にはひとりにせず、医療機関や救急につなげてください。
児童精神科で相談できること
児童精神科では、本人の気分、不安、睡眠、学校生活、家庭での様子、発達特性、身体の状態などを丁寧にうかがい、自傷行為に至る背景を整理します。必要に応じて、本人への心理的な支援、生活リズムやストレス対処の検討、ご家族への関わり方の助言、学校との連携方法などを一緒に考えます。薬による治療が必要かどうかは、症状や年齢、生活への影響を踏まえて個別に判断します。
受診時には、いつ頃から傷や気分の変化に気づいたか、睡眠・食事・登校状況、心配な発言、これまでに試した対応などをメモしておくと、相談の助けになることがあります。本人が受診に抵抗を示す場合も、まず保護者の方が相談できるか、事前に医療機関へお問い合わせください。
ひとりで判断せず、早めの相談を
自傷行為は、本人が抱える苦痛のサインであることがあります。傷の程度だけで「大したことはない」と判断せず、また保護者の方が自分を責めすぎず、必要な支援につなげることが重要です。札幌市中央区・宮の森で、お子さまの自傷行為や気分の落ち込み、不安、不登校などが心配な方は、和光メンタルクリニック札幌宮の森へご相談ください。初診のご相談は電話011-699-5479で承ります。
よくあるご質問
Q. 自傷行為が一度だけでも受診した方がよいですか?
A. 一度であっても、本人が強い苦痛を抱えていたり、死にたい気持ちを口にしたりしている場合は、早めの相談をおすすめします。緊急性があるときは救急受診を優先してください。
Q. 自傷の理由を本人が話してくれません。
A. 理由を整理して言葉にすることが難しい場合があります。無理に説明を求めず、安全を守りながら「話したくなったら聞くよ」と伝え、専門家への相談も検討しましょう。
Q. 学校には伝えるべきですか?
A. 本人の意向や安全面を踏まえながら、必要な範囲で養護教諭、担任、スクールカウンセラーなどと情報を共有することが支えになる場合があります。共有方法に迷うときも診察でご相談ください。


