札幌市中央区・宮の森でお子さまが登校前の腹痛・頭痛を訴える方へ|児童精神科に相談する目安

朝になると「おなかが痛い」「頭が痛い」「気持ち悪い」と訴え、学校を休むと少し落ち着く。こうした様子が続くと、保護者の方は体の病気なのか、学校で何かつらいことがあるのか、どこへ相談すればよいのかと悩まれることがあります。
腹痛や頭痛は、まず身体の病気がないかを確認することが大切です。一方で、検査では大きな異常が見つからない場合にも、不安、緊張、疲労、生活リズムの乱れ、対人関係や学習面での負担などが、体の症状として現れることがあります。お子さまが症状を「仮病」としていると決めつけず、つらさのサインとして丁寧に受け止めることが出発点になります。
登校前に腹痛・頭痛が起こる背景
心配事や緊張が高まると、自律神経の働きが影響を受け、腹痛、吐き気、下痢、頭痛、動悸、食欲低下などが生じることがあります。特に、起床後から登校時間にかけて症状が強く、休日や安心できる場面では軽くなるという経過がみられることもあります。
背景は一つとは限りません。クラスや部活動での人間関係、いじめを含む学校での困りごと、学習への不安、環境の変化、睡眠不足、発達特性に伴う集団生活の負担、気分の落ち込みや不安症状などが重なっている場合があります。ただし、症状の出方だけで原因や診断を判断することはできません。
まず小児科などで確認したい症状
腹痛・頭痛には、便秘、感染症、片頭痛、消化器疾患など、身体的な原因が関係することがあります。強い痛みが続く、発熱、繰り返す嘔吐、血便・黒い便、体重減少、意識がぼんやりする、けいれん、手足の動かしにくさ、急に今までにない激しい頭痛が出たといった場合は、早めに小児科等へご相談ください。
また、痛みの頻度、起こる時間帯、排便、睡眠、食事、学校を休んだ日の変化などを簡単に記録しておくと、身体面・心理面の両方を検討する際の手がかりになります。
児童精神科への相談を考える目安
身体の診察を受けても症状が繰り返される場合や、学校生活・家庭生活への影響が大きくなっている場合は、こころの側面も含めた相談を検討できます。例えば、次のような状態が続くときは一つの目安です。
- 登校を考える時間になると腹痛、頭痛、吐き気、動悸が出る
- 欠席、遅刻、保健室登校が増え、本人も困っている
- 「学校が怖い」「眠れない」「朝起きられない」などの訴えがある
- 以前好きだったことを楽しめない、イライラや涙もろさが目立つ
- 集団の音や予定変更、対人場面に強い負担を感じている
- 保護者だけでは声かけや学校との連携が難しいと感じる
受診では、症状の経過、生活リズム、家庭や学校での様子、これまでの診察・検査などを伺い、お子さまの発達段階に合わせて整理します。必要に応じて、家庭での関わり方、睡眠や朝の過ごし方、学校との情報共有について一緒に考えます。薬物療法が必要かどうかも含め、状態に応じて慎重に検討します。
家庭でできる関わり方
症状を否定せず、短く受け止める
「またなの?」「気のせいでは?」と責めると、お子さまが苦しさを話しにくくなることがあります。「痛いんだね」「朝は特につらいんだね」と事実を受け止めたうえで、体調を確認しましょう。原因をその場ですべて聞き出そうとせず、落ち着いた時間に話すことも大切です。
登校だけを唯一の目標にしない
体調が不安定な時期は、起床、着替え、家の外に出る、保健室まで行くなど、小さな段階に分けて考えることがあります。無理に登校を促し続けることも、症状を放置することも避け、本人の状態と学校の状況を踏まえて支援を検討します。
和光メンタルクリニック札幌宮の森へご相談ください
和光メンタルクリニック札幌宮の森では、札幌市中央区・宮の森周辺で、お子さまの不安、登校しづらさ、睡眠の乱れ、発達特性に伴う困りごとなどについて児童精神科でご相談をお受けしています。腹痛や頭痛が続く際は、身体疾患の確認も大切にしながら、必要に応じてこころと生活の両面から考えていきます。
初診のご予約はお電話011-699-5479へお願いいたします。再診はお電話または公式予約システム(チェック・オン)をご利用ください。
よくあるご質問
Q. 学校を休むと元気になるなら、受診は不要ですか?
A. 休日に症状が軽くなることは、学校に関連した負担が影響している可能性を考える手がかりの一つです。ただし、それだけで原因は判断できません。欠席が続く、本人の苦痛が強い、生活リズムが崩れている場合は相談をご検討ください。
Q. 本人が「理由は分からない」と言います。受診してもよいですか?
A. はい。お子さま自身が理由を言葉にできないことは珍しくありません。症状の経過や家庭・学校での様子をもとに、負担となっている要因を一緒に整理します。
Q. 学校の先生に先に相談したほうがよいですか?
A. 可能であれば、担任や養護教諭など信頼できる窓口に共有することは有用です。受診と学校への相談は並行して構いません。お子さまの負担を減らす方法を、家庭・学校・医療で検討していきます。

